「デジタルサイネージを導入したいけど、普通のテレビやモニターとの違いは?」
「テレビで代用できる?」
と疑問を抱える方も多いのではないでしょうか。
デジタルサイネージ用モニターと一般的なテレビ用モニターは、見た目は似ていても設計思想が根本的に異なります。連続稼働時間、輝度、設置方法など、業務を想定した仕様の違いが多くあります。
本記事では、デジタルサイネージとモニターの具体的な違いから、代用の可否、用途に応じた選び方まで詳しく解説します。
【この記事を書いた人】
(株)日本ビジョンネットワーク事業部。デジタルサイネージの企画・設計・施工・運用まで一貫したサービスを提供する専門企業。小売店舗から大型商業施設、公共機関まで幅広い業界でのデジタルサイネージ導入を手がける。本記事では、豊富な実務経験に基づいた費用情報と実践的なコスト削減ノウハウを提供する。
デジタルサイネージとモニターの違い

デジタルサイネージ用モニターと一般的なテレビ用モニターには明確な違いがあります。それぞれの特徴を理解して、用途に合わせた選択をしましょう。
デジタルサイネージ用モニターの特徴
デジタルサイネージ用モニターは長時間連続稼働を前提に設計されています。商業施設や公共空間で24時間365日稼働する業務用途を想定しているためです。
耐久性が高く、輝度は500〜700cd/㎡と明るい環境でも視認性を確保できます。
また、縦置き・横置きの設置自由度が高く、壁掛けや天吊りなど多様な設置方法に対応しています。遠隔管理やコンテンツ配信システムとの連携機能、複数台の一括管理が可能なものもあります。
業務用途に特化した設計により、長期間安定した運用を実現できます。
一般的なモニター(テレビ用)の特徴
一般的なテレビ用モニターは家庭での視聴を目的に設計されています。
1日数時間の使用を想定しており、長時間連続稼働には適していません。輝度は250〜350cd/㎡程度で、明るい室内環境では視認性が低下する場合があります。
設置方法は横置きが基本で、縦置きには対応していないモデルが多く存在します。遠隔管理機能は搭載されておらず、録画機能といった家庭向けの機能が充実しています。価格は業務用モニターより安価ですが、商業利用での耐久性は保証されていません。
場合によってはモニターをデジタルサイネージの代用にすることも可能

一般的なテレビやモニターでもデジタルサイネージとして活用できる場合があります。ただし、用途や設置環境によっては代用に適さないケースもあるため、条件を確認してください。
HDMI端子やUSB端子を持つテレビであれば、STB(セットトップボックス)やメディアプレイヤーを接続してコンテンツ配信が可能です。小規模店舗での短時間運用や、屋内の明るくない環境であれば機能します。
ただし、連続稼働による故障リスク、輝度不足による視認性の低下、縦置き設置の困難さ、遠隔管理機能の欠如などの制約があります。初期投資を抑えたい場合や試験的な導入では可能ですが、本格的な商業利用には業務用モニターの選択が推奨されます。
デジタルサイネージ選びのポイント

デジタルサイネージは設置場所、使用目的、予算によって最適な選択が異なります。3つの視点から選び方のポイントを解説します。
設置場所(屋内・屋外)で選ぶ
デジタルサイネージは設置場所によって必要な仕様が大きく変わります。屋外設置では直射日光や雨風への対策が必須となるためです。
屋内設置であれば輝度500〜700cd/㎡の標準モデルで十分ですが、屋外設置では1,500cd/㎡以上の高輝度モデルが必要になります。
特に直射日光の当たる場所へ設置する場合、5,000cd/㎡以上の輝度が出せるLEDビジョンが唯一の選択肢になります。
また、防水・防塵性能、温度変化への耐性も求められます。大型LEDビジョンの場合は、ビルの屋上や壁面設置に対応した専用フレームや基礎工事も必要です。
使用目的とコンテンツ内容で選ぶ
表示したいコンテンツの種類によって最適な画面サイズと解像度が決まります。静止画中心の案内表示と動画広告では求められる性能が異なるためです。
メニュー表示や案内板であれば32〜43インチで十分ですが、広告やプロモーション用途では55インチ以上が適しています。4K動画を配信する場合は4K対応モニターを、視聴者が画面に触れて操作するコンテンツを予定する場合はタッチパネル機能が必要になります。
予算と運用コストで選ぶ
初期費用だけでなく運用コストも含めた総合的な予算計画が必要です。デジタルサイネージは設置後も電気代や保守費用が継続的に発生するためです。
リース契約を活用すれば初期費用を分散でき、保守サービス込みのプランであれば予期しない修理費用も抑えられます。投資回収期間を考慮した現実的な予算設定を心がけましょう。
デジタルサイネージ会社選びならJVNへ

JVNは、デジタルサイネージ会社の中でも、主に3つの強みがあります。
- 世界最高水準の品質
- 万全のアフターフォロー体制
- 優れたコストパフォーマンス
それぞれ紹介していきます。
1.世界最高水準の品質
JVNが提供するデジタルサイネージは、高い耐久性と鮮明な画質を両立した製品が強みです。
デジタルサイネージの中には、コンプライアンスを守らずに作られた製品があり、3〜5年、場合によっては1年以内で故障するもあります。
JVNが取り扱うのは、安全に使用できることが試験で確認された「PSE適合製品」のみです。中国の製造工場を視察し、整備された環境で生産された製品のみを取り扱うことで、安心してご利用いただける高品質な製品を扱っています。
2.万全のアフターフォロー体制
JVNでは、自社で保守・メンテナンスを完全対応できる体制があります。
製品の修理は国内で実施し、予備部品も常時準備しているため、万が一のトラブル時も迅速な復旧が可能です。海外への外注に頼ることなく、国内の技術者が対応することで、修理にかかるコストや期間を抑えています。
3.優れたコストパフォーマンス
JVNでは、世界最高水準の品質と充実したサポート体制を提供しながらも、決して高額ではない適正価格を実現しています。高品質な製品、万全のアフターフォローを総合的に考慮し、優れたコストパフォーマンスを実現しています。
デジタルサイネージ導入でお客様が不安になる要素がないよう配慮し、長期的な費用対効果を重視した価格設定でサポートします。
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